お店の独立開業の手引き

「自分のお店を持つ」ことを夢見るあなたのための手引書です。オープンするまでの手順やポイントが分かれば、目の前に道が広がり自然と歩みを進めることができます。
これまで延べ600店舗以上をお手伝いさせていただいたLEAD CREATIONのノウハウをギューっと詰めました。もし分からないこと、聞きたいことがあったらいつでもお問い合わせください。

1st Stage

step1
 まずは頭の中を整理する
それって、本当にやりたいこと?
独立・開業を決めても、まず「何から手をつけていいのか分からない」という方が大半だと思います。様々な要素を分解して整理すると色々と見えてくるものがあります。

何のお店をするのかを決める

当たり前ですが「何のためにお店をするのか」を明確にすると決意が固まります。

何のためにお店を運営するのか

何のためにお店を運営し、ご商売をされるのでしょうか?

・ご自身が儲かりたいから?
・腕に自信があるから?
・周りが何となく独立・開業していて自分もそうなりたいから?
・自分がこれまで磨いてきた技術で皆さんに笑顔を与えたいから?
・商品(サービス)を多くの人に知って欲しいから?
・etc

これら「何のためにお店をするのか」「何のためにお店を運営するのか」、を自分自身でハッキリと明確にしておくことが重要です。

但し、お客様はお客様自身が利を得たい(心を満たされたい)為にお店を利用したいと思いますので ”自分が儲かりたい” はお客様目線で見ると「店主が儲かりたいからお金を持ってこい!」と聞こえてきます。
そんなお店には誰も足を向けようとしませんよね。(笑)


step2
 独立・開業準備中名刺を作ろう
あなたのことを知ってもらおう!
セカンド名刺を作ろう!

独立・開業を決めたら、まず「セカンド名刺」を作ることをオススメしています。現在まだ在職中の方も多いとは思いますが、周囲に対して「私は独立開業します」「お店を開きます!」という意思表示をすると良いです。独立開業準備を進めながら色んな人と合う中で「ここだ」という場面が必ずたくさんやってきます。どんどん配って独立開業時の見込み客となってもらいましょう!

sample

開業準備中名刺
開業準備中名刺 裏
開業準備中名刺
開業準備中名刺 裏

独立・開業準備中名刺の抑えるべきポイント

〇〇開業準備中と明記
似顔絵もしくは顔写真を大きく
名前はハッキリと分かるように
自己開示。出身地、生年月日経歴
趣味や想い(受け手の共感を生みます)

作成希望の方はお気軽にお声がけください。


step3
 開業計画書
夢をかたちにする設計図
自分の思いを整理して開業計画書としてまとめる作業を行いましょう。

お店のコンセプトを決める
商品・地域・客層を決める
販売方法や接客方法など、詳細をシュミレーションしてみましょう!
3年後・5年後・10年後の自分のお店の未来予想しましょう!

LEAD CREATIONでは開業計画書作成のお手伝いをさせていただいています。お気軽にご相談ください。

繁盛店になるための〈融資が通りやすい『開業計画書』〉の書き方

〈融資が通りやすい『開業計画書』〉の書き方 >>


step4
 資金計画書
お金のこと。(大事です)
何はともあれ資金が一番重要!

ビジネス、店舗運営を進める上で資金は最も重要です。資金計画を立て、それに沿って進めていけば自ずとビジネス、店舗運営に「信頼」がついてきます。

資金計画書作成のお手伝いも承っています。


step5
 融資計画
もしもお金が足りなかったら…
融資先は主に
・日本政策金融公庫
・各銀行
などが一般的です。「いくら借りれますか?」と聞くのは、金融機関の担当者からすると、「計画的ではない人」と烙印が押される質問です。これでは信用を無くしてしまいます。信用を得て、必要な金額を気持ちよく融資してもらうことが重要ですよね。そのためにはまず、予め資金計画を立て月々幾らなら返済可能という数字を元に何年間でいくら返すという計画を立てておくと、金額が明確になります。こうした計画を金融機関の担当者に伝えることで、「計画性がある人」と信用を得て、融資も満額下りやすくなります。弊社から金融機関をご紹介することも可能です。ご紹介で面談すると話がスムーズに進む場合が多いようです。融資会社をお探しの方はお声掛けください。
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step6
 販促計画
賑わうお店にしたい!
お店=集客活動

お店をオープンし、店舗運営していくためにはお客様に来店して頂かないと、すぐに閉店に追い込まれてしまいます。ご来店して頂く為には「うちのお店に来てください!来て貰えればこんなにも良い商品やサービスがあって、あなたの心が満たされます!」という様な魅力がなければお客様は見向きもしてくれません。

お店の

魅力をスピーディーに伝える手段として、下記のツールをおすすめしています。

ホームページ
ブログ
インスタグラム
フェイスブック
LINE
YouTube
その他WEBサービス
チラシ
イベント・展示会
プレスリリース
有料・無料広告
メディア
etc

自分のお店は何を使って集客するのかを予め考えておき、実践してうまくいかなければ修正。トライアンドエラーの精神で精度を上げていきましょう。

集客は生命線です。あの手この手でお客様を呼び込む工夫を絶えず実践していきましょう。


step7
 物件探し
お店はどこに出したい?
物件はご縁

物件を決めるときにはやはり不動産会社へ相談に行きますが、会社によっては住宅にだけ強かったり、店舗物件が少なかったりという場合が多いのを感じます。お店のためと考えれば店舗に強い(専門の)不動産会社に探してもらいましょう。

特に、店舗に弱い不動産会社は慣れていない分、その物件が要望に向いているか否かという判断が苦手です。そのため取り敢えず今ある物件をオススメして、借主が気に入ればOKという判断をしがちです。店舗に強い不動産会社は数多くテナント物件を見ていますので、目的に合ったテナントを探してくれる確率がグンと上がります。ただ本当に大丈夫かどうかは不動産会社ではなかなか判断はしずらいと思います。

テナントを内覧しに行くときにオススメしたいのは、店舗に詳しい内装業者を同行させることです。立地や設備の環境がどこまで整っているか、コスト的に無駄な費用がかからないかなどの判断ができる人を同行させると適切なアドバイスをもらえることができます。

物件が見つかって決めるかどうか悩んでいるうちに他の希望者が現れ先に契約された、などの話はよくあります。タイミングや印象、そこでお店を営んで笑顔あふれる青写真がイメージできるかどうか、総合的に早めの判断が鍵となります。

アドバイスを受けた上で、最終的にはあなた自身が決定します。じっくり考えた上でベストな物件を選択しましょう。

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2nd Stage
step8
 内外装デザイン
イメージや思いを伝えよう!
まずは思い描くイメージを

街を見ているといろんなお店があります。業種によってデザインも変わってきます。雑誌やネットで気になるイメージをストックしておくのもいいと思います。こんなお店にしたい!この店のこの雰囲気が好き!と感じたら写真を撮ったり書き留めておきましょう。後に店舗内装会社とデザインを相談する際に十分に役立ちます。

また、現実的にできるかどうかより、自分の考えやアイデアは一度全て店舗内装会社へ伝えて欲しいと思います。予算やテナントの状況など様々な要素を考慮した上で、ベストなお店を造っていきます。

特に路面店では外装が重要です。インショップでは叶わない、路面店ならではの外装作り。お客様が「入ってみたい」と思ってくれる外装をデザインする事です。

そして「お客様の居心地はいいだろうか?」と考えられた空間であるかというのも重要なポイントです。居心地がよくサービスも良ければ、「またこのお店に来たい!」と思ってもらえます。


step9
 屋号を決める
思いを込めよう!
店名は早い時期から考えておく

お店の名前というのは、オーナー様の想いが込められたものです。既にあるワードを引用するケースや全く新しい造語を作るケースもあります。重要なのは、お客様が直感的に「何のお店」なのかを理解してくれることです。
例えば美容室だと

美容室のロゴ サンプル

やはりポイントは分かりやすく、且つ覚えやすく、記憶に残りやすい名前を付けることです。

早めにお店の店名が決まると、それをベースにいろんなアイデアを広げていく事ができてきます。


step10
 ロゴデザイン作成
視覚イメージの“顔”。とっても大事!
とっても重要なオリジナルロゴ

ロゴイメージ

オリジナルロゴデザインはお店の顔であり、広告塔です。名刺やWEB、広告物など様々な場所で活用できます。洗練されたロゴは、お客様の視覚を通じて脳裏にインプットされ、実際にお店の前を通った際に、「そうそうこのお店!」と直感的に気づいてもらいやすく、お店に入ってもらえる確率が上がります。

分かりやすいロゴであることも重要ですが、例えば字形が読みづらくてもオリジナリティがあれば、記憶に残りやすくなります。長期に渡って様々な場面でロゴは使われます。ぜひプロのデザイン会社にご相談してみてください。LEAD CREATIONでも随時お受けしています。


step11
 ホームページ作成
みんなが訪れるWEB上の「お店」です!
WEB上の情報発信の母艦

昨今はご存知の通り、事前にホームページでお店をチェックしてから実際に行ってみようという流れが顕著です。ホームページがあるいうことは「情報を開示している」という意味で、お客様自身が意識していなくても無意識に信用を与えます。なければ逆に信用は二番手三番手と落ちていくケースが少なくありません。

今は、無料で作れるサービスも沢山ありますのでそれを活用されるのも手段です。パソコンやインターネットなどに詳しい方は良いですが、苦手な方はプロの手を借りる事をオススメします。検索上位にするためには、プロの知識が欠かせません。そのための予算も考慮しておくことが大切です。


step12
 保健所/電話/ネット/開業届等の各種手続き
面倒だけど、必須な届け出のアレコレ。
オープン前は早めの手続きを

美容室や飲食店などを開業する時は保健所へ届出が必要となります。通常オープンの二週間前に書類を提出し、オープン前に検査に来て頂きます。また、電話やインターネットなどはできれば1ヶ月前くらいには申し込みを済まされておくと安心です。

税務署には開業届の提出も必要です。その際、「青色申告」か「白色申告」を問われますので予め決めておくと良いですね。通常、青色申告で税務を行うと、65万円の控除が適応されますので、こちらを使う方が一般的ですが、売上見込み額によっては白色申告の方が有利な方もいらっしゃいますので、詳しい方などにも相談されると良いと思います。ご相談される方がいらっしゃらない時は弊社までご相談ください。


step13
 オープン告知
みんなに知ってもらおう!
○月○日(○曜日)OPEN!

いざオープン日が決まるとその日に向けて着々と準備が始まります。内装工事も佳境を迎えて間も無く完了という段階に来ると、周辺にチラシを大量に配布したり宣伝をしてたくさんの人に来て欲しいですよね。ただ、気をつけないといけないのは、オープン当初はオペレーションがまだ整っていなかったりするケースが多く、返ってお客様をお待たせしたりするケースも考えられます。それだと逆効果、客足は遠のいてしまいます。

そこで。特に飲食店のオープンにオススメしているのが「サイレントオープン」です。これは最初は少数のお客様にだけ告知をしておき、来て頂いたお客様にベストなサービスを提供し、お待たせする事なく料理を食べてもらうことで良い評判に繋がります。そうなると、「新しくできたあのお店、なかなか良かったよ!」と口コミで伝わるようになり、その評判を聞いた別のお客様が足を運んでくれるような流れになります。サイレントオープンで信用をガッチリと掴みましょう。


step14
 レセプション
本番前の“予行練習”で自身をつけよう!
オープン前のリハーサル

リハーサルと言えど、親しいお客様をお呼びしての本番です。おもてなしやサービスが思い通りにできるかどうかを確かめられる重要な機会になります。レセプションを実施する前には予め課題を決め、リストアップしておきましょう。

お客様をお迎えする掛け声
お客様の誘導
接客の手順
サービスの提供の仕方
目配り気配りの仕方
お会計の対応
お見送り
etc.

レセプションが終わったら、ちゃんとできていたかをスタッフ全員でチェックしてみましょう。できていなかったら再度練習して改善し、ベストな状態でグランドオープンに臨みます。


step15
 グランドオープン
営業スタート!
いよいよスタートです

ようやくご自身のお店がスタートします。記念すべき第一日目です。来て頂いたお客様や関係者、以前の職場のみなさんへ感謝の気持ちを込めて精一杯おもてなししましょう。他の店にない独自のものをお客様に提供し、オリジナリティ溢れるお店に育てて欲しいと思います。


step16
 より良いお店に
実施・検証・改善のサイクルが大切です。
オープンして1週間から1ヶ月も経てば、課題も見えてきます。内部の体制も再度見直して修正していくことも必要です。トライアンドエラーの精神で、より良いお店にしていくための経営を続けていきましょう。

私達LEAD CREATIONも最大限サポートさせていただきます。

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