店舗お役立ち情報2014年8月号
店舗デザイン・店舗内装・店舗設計・店舗開業運営・お役立ち情報 MOLO【No.158】2014年8月号
お客を呼ぶ上手な看板設置の方法 !
看板や案内板を掲示する際に重視するポイントは(1)見えやすい、(2)目立つ、(3)内容が分かり易い、の3点に集約できます。
(1)の「見えやすい」については、第一に設置場所が重要。
場所で失敗しないためには、経営 者自身がお客の立場になって自分の目で確認しながら決定していくのが基本です。
実際に街を 歩くと、街路樹や他店の看板に隠れて見えにくくなっているお店も少なくありません。
歩行者 向けの看板の場合、店から30m、10mと離れた場所でそれぞれの道の両側から確認すると良いです。
車のドライバー向けの看板は、100m先から視認できるのが理想とされています。
(2)の「目立つ」について重要なのは、色。色を選択する際のポイントは、大きくいって2つ。
1つ目は色の特性で、例えば暖色系の赤や黄色など温かみを演出しやすく、それらが鮮やかだと浮き出てくる様に見える。
2つ目は色の組合わせによって、それぞれの色の特徴を強調しあったり打消しあったりする。
自店のコンセプトを前提に、どのメインカラーにし、どの色と組合わせるかを慎重に判断することとなります。
また、看板にスポットライトを当てたり、内照看板を採用したりするのも効果的です。
注意したいのは、年月が経ち看板の汚れや破損した状態のまま放置しておくとお店のイメージダウンにつながる事は言うまでもありません。
(3)の「内容の分かり易さ」については、看板の設置場所やタイプなどにより、注意すべきポイントが変わってきます。
まず、人通りの多い道路沿いなどに設置する目的の看板であれば、店名や業態、店への道順や距離を示した地図などを大きな文字で盛り込む。
情報量が多すぎると逆にアピール力が弱まるので注意したい点です。
ファサード関連では、ビルの袖看板 、暖簾、A型看板などの置看板、メニュー表、サンプルケースなどを複合的に組み合わせて訴求力を高めていくとより効果を発揮しやすくなります。
例えば置看板は、店の前まで来た人が、実際に入るかどうかを決める上で重要な判断材料となります。
自店の料理や店内写真、料金などを掲示するのが基本ですが、より魅力を感じてもらえるように、例えば店内写真なら、営業時間にお客でにぎわっている風景を使うと、見た人が「ちょっと入ってみようか!」という誘導となります。
置看板については店名は小さい字で構いません。
既に店の前まで来ている人にとっては店名よりも、料理や内装、サービスに関する情報の方が大切になってきます。
置看板などを設置の場合など、安全性の確保を第一に風などで人や車に当たってトラブルにならない様に注意をしておくことも重要です。
また、近隣に対する配慮など周囲とのコミュニケーションを図りたい。
自店の看板を見直して更に集客力アップを目指して頂きたいと思います。
(A)