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独立・開業・お店づくり

店舗デザイン・店舗内装デザインの基本「天井・床・壁」の演出

天井、床、壁は店舗デザイン、店舗内装デザインの基本

天井、床、壁は、材質、お店のテーマカラーより選択し、店舗内の空間を演出します。

もっとも重要なことは、お店のコンセプトやテーマを軸にして、カラー・材質のデザインバランスをとることです。

お店を運営・経営するオーナーやスタッフだけでなく、店舗デザイン会社やデザイナー、施工業者さんなど、お店づくりに関わる全ての人々が、最初に作成する「ショップ・コンセプト」を常に意識して、共有しておくことが重要です。

 

天井、床、壁は店舗デザイン・店内演出の基本ベースです。

店舗施工工事費用やメンテナンスのコストも十分考慮しつつ、しっかりとデザインの方向性を決定してから、インテリア、備品、設備、ディスプレイ装飾など細かい演出を考えます。

 

 

店舗デザイン~店舗テーマカラーの選び方

店舗デザイン・店舗内装のテーマカラーは、2~3色くらいが目安になります。

もちろん店舗のショップコンセプトを意識して選びます。

 

飲食店の場合、基本は暖色系が最適と言われていますが、落着いたイメージのお店であれば寒色系でも構いません。

 

寒色系を使用する場合は、黄色系やオレンジ系などをアクセントカラーとして差し込んだりして、明るい印象にすることをお勧めします。

テーブルと椅子

●暖色系(赤・オレンジ系)…気分を盛り上げて食欲を増進させる飲食店の定番カラー

 

 

●寒色系(青・紫系)…落ち着いた雰囲気を演出。

暖色系とは真逆で、食欲減退のカラーなので、飲食店で使用する場合は、アクセントカラーなどを使ってカラーバランスを考慮する必要があります。

一方、寒色系でも緑系は、ナチュラルテイストの印象があり、爽やかで清潔感が演出できるので飲食店向きかもしれません。

 

 

●白・黒…フォーマルなイメージ。

高級感、特別感を演出できます。

 

 

●原色…明るく、元気で、エネルギッシュ、雰囲気が演出できます。

若年層向きです。

ショップコンセプトや余程の拘りがあれば別ですが、原色は、個性的でカラーイメージが強く、強烈な印象を残すことができますが、落ち着けないカラーで店舗デザインでは使い方が難しいです。

 

 

●ベージュ系・ナチュラル系・アース系…落ち着いていて癒しの空間演出。

 

 

 

店舗デザイン・店舗内装~天井の演出

天井の高さを変更することは費用も掛かり大変難しいですが、現状の状態からカラーや仕上げ材の材質などに手を加えて「印象を変える」ことはできます。

 

通常、天井が高いと広々とした印象になり、低いと圧迫感がでてしまい狭苦しく感じます。

 

広く開放感があるお店は、場合によっては「閑散」とした雰囲気に映りかねません。

適度な「盛況感」や「賑わい」を演出するには、意図的に仕切る壁をつくったり、客席ごとに「間仕切り」を設けたりすると良いでしょう。

美容室セット面

一方、天井が低い場合は、広さを感じさせる膨張色、白っぽい明るめのカラーを使って「圧迫感」を和らげたり、鏡で奥行きを演出することで、息苦しく狭苦しい雰囲気にならないように心掛けます。

 

最近では、天井板を張ると天井が低くなるため、天井板を張らずに配管などをむき出しにした店舗をよく見かけますが、天井板を張らないので「コストダウンができる」と思われがちですが、配管を固定する金具が必要になったり、工事の工程が増えたりなどして天井板を張る以上にコストがかかる場合もあります。

 

オープン後のメンテナンスや清潔感を保つためのコストも頭に入れておくことが大切です。

 

 

 

店舗デザイン~床は材質で店舗イメージが変わる

床面は、フローリングにしたりカーペットを敷いたり、タイルを使用したりと様々な演出が可能です。

 

フローリングは、コストは高くなりますが、自然で優しい雰囲気を演出するのに最適で、音が適度に反響するので「賑わい」を演出しやすくなります。

 

 

 

カーペットは、音を吸収し、静かで落ち着いた印象になり、高級店の演出に向いています。

 

ただし、汚れやすいため、クリーニングの頻度が増えるためメンテナンスのコストが高めになります。

 

 

Pタイル、という樹脂素材のタイルは色や、模様の種類が多く、演出の幅が広がり、メンテナンスも比較的に簡単でコストも抑えられます。

 

 

店舗デザイン~天井・壁・床面の材質選び

店舗デザイン・店舗内装デザインの材質は、同じ材質のものを全体の6割程度で展開されることが望ましいでしょう。

 

割合が少なくなれば、バラバラで統一感がなくなり、落ち着かないイメージになってしまい、同じ材質ばかりに偏ると、単調でしつこく違和感を感じてしまい、居づらい空間イメージになってしまいます。

 

 

 

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