おひとり様専用サロン〜5.3坪!狭小サロンへの挑戦
弊社実績、過去最狭小更新! 5.3坪(17.4㎡・11畳程度)
弊社の過去実績で一番小さい広さの美容室は6.2坪(20.4㎡・畳12畳分くらい)だったかと記憶しています。
今回は、それよりも狭い5.3坪(17.4㎡・畳11畳分くらい)。
なかなかの狭さです。
今回のオーナー様より、まず問われたのは「このスペースで理容室はできますか?」でした。
若干の不安はありましたが、「可能です!」と即答。
以前の狭小サロンでは、6.2坪に、セット面2面とシャンプー台1台、トイレと極小のスタッフルーム(スタッフルームにはシンク・洗濯機・冷蔵庫は必須)を造りました。
今回は、1坪弱狭い5.3坪に、セット面1台シャンプー台1台(シャンプー椅子が回転するタイプですので少し幅を取りますが…)。
さらに、トイレとスタッフルーム(こちらもシンク・洗濯機・冷蔵庫は必須)をつくる計画です。
セット面1面が無い分、5.3坪のスペースでも「できる!」と確信を持てました。
それにしても、しっかりとプランしないと、オーナー様のご要望通りのレイアウトにはなかなか納まりません。
作図の時には、周りのスタッフを寄せ付けないオーラを発するほど集中しての作業になりました。
狭い空間に、サイズが決まっているシャンプー台やセット面を、様々なパターンでパズルの様にはめ込んでいく作業を、何度も何度も繰り返して、どのレイアウトが一番最善かを検討していきました。
最終的に決まったプランがこちらです。
こちらは、そのイメージパース
この狭さでも意外とできるものなんです。
理・美容室をつくる際に、保健所の許可を得ないと営業する事が出来ません。
その規制がいくつかありますが、規制の一つに、セット面1席あたりの広さを「6㎡以上」のスペースを設ける、という条件があります。
今回は、平面図の右下に記載している「CUT BOOTH 7.1㎡」がそれに当たります。
規定よりも1㎡以上広くプランできているので、全く問題なく保健所の検査をパスする設計です。
元々狭小空間の為、オーナー様の希望とも合致したので、少しでも空間を広く見せる様に、天井や壁面は「躯体現し(くたいあらわし:コンクリート剥き出しの状態)」のままの仕上げとしています。
工事着工前にはコンクリートの箱の状態ですが、中に入るとやはり狭さを感じて、オーナー様は「本当に図面通りにできますか?」と不安になる方がほとんどです…
着工して2日目の現場の状況がこちら↓ (入口から撮影していますが、全景が入らないくらい狭い空間です)
新築のスケルトン物件の為、天井が高いのが幸いです。
何もない空間の時には「本当にできるのか?」不安だったオーナー様も、工事が進むにつれ、壁ができたり家具関係の配置など完成して引渡しの時には、この狭さなのに、「結構広い!すごい!」と感動しています。
おひとり様専用サロンをご検討の方は、「狭小空間」でもぜひ諦めずにご相談いただけますと、最善のレイアウトをご提供致します。