「店舗づくり・空間づくり」で、人々をスマイルにしたい!
私、内田美樹の店舗デザイン会社リード・クリエーションに入社してからの目標は、店舗づくり・空間づくりで、「人々をスマイル(笑顔)」にすることです。
なぜ、そのお店を選んだのだろう?
なぜ、そのお店にまた行きたくなるのだろう?
人は、自分の大切な人とどんなお店で過ごしたいんだろう?
そして、人々が「居心地の良いお店のデザイン」とは、どうやって作れるのだろうか?
…日々そんなことを考えながら、店舗づくりに励んでいます。
今はその為の下積み期間と考えています。
そんな私のリード・クリエーションに入社してからの「気づき」をブログにしてみました。
今回は、先日、初めて店舗づくりの工事現場に管理として立ち合い、体験したことをレポートします。
良いお店づくりの第一歩は、掃除と養生!
丁寧に「養生」されている工事現場は、仕事も丁寧になる!
店舗施工の現場で最初に教わったことは、「良いお店づくりの第一歩は『掃除と養生』」ということです。
えっ? 掃除? 養生?
店舗デザイン会社に入社したのに?
と、思われるかも知れませんが、『掃除と養生』は、店舗施工現場の基本の「キ」です。
最初は、「養生?」…「私が?」とも思いましたが、でも、凄く大切な作業なんです。
施工現場には、店舗を作るための設備や材料に加え、職人さんの工具類などが大量に持ち込まれます。
工事が進むにつれ、現場では材料や工具の移動、出し入れなどが頻繁に行われ、資材や設備の梱包材の処理や廃材などで、瞬く間にいろんなモノが散乱し、施工箇所はもちろん、職人さんの動線すら確保できない状況になってしまいます。
(※店舗施工をスムーズに進行させるには、施工箇所はもちろん、職人さんの動線や資材の置き場所などをその都度確保しなければなりません)
特に新規開店の居抜き案件やリフォーム改装工事などでは、現存する建具家具類、設備、備品、本工事では扱わない壁・床・天井部分に、工事での「傷」を付けないよう細心の注意が必要になります。
そこで、重要な作業が「養生」なのです。
どんな施工でも、現場の初日の、最初の仕事は「養生」です。
今日は、現場の何処で、どんな作業が行われる予定なのか?
どの箇所が汚れやすいのか?
モノが当たって備品や家具に傷が付く可能性は?
廃材が散乱したり、飛び散る可能性は?
などなど、工事に関わる「予想されるすべて」を把握した上で、工事現場を「養生」します。
「養生」は、概ね施工を担当する職人さんが請負いますが、物件によっては、私たちリードスタッフが主体となって「養生作業」を行います。
人や会社によって養生の方法は様々ですが、私たちは、常々『丁寧に「養生」されている工事現場は、仕事も丁寧になる』と教えられていて、できるだけ「綺麗に」「丁寧に」、そして「早く!」をモットーにしています。
※ ↓ 店舗工事現場の「養生」について詳しく解説しています。
お役立ちブログ:店舗改装工事現場の「養生」方法について
そして、現場の「掃除」が何より大切!
私が現場管理に入っている時は、常に現場の「掃除」。
現場作業の殆どの時間が「掃除」と言っていいほどです。
掃除が隅々まで行き届いてる現場は、資材や道具の整理もしやすく、事故やミスも起こりにくくなるので、作業をスムーズに行うことができます。
どんなに忙しく慌ただしい現場でも「掃除」は大切な作業の一つだと実感しました。
また、ある時、私が箒で床を掃いた後に、床を貼る職人さんが同じ箇所をまた掃いていたので、理由を尋ねたところ、「床を掃除しながら、床の「状態」を観察している」とのことでした。
職人さん曰く、「床の仕上がりは、下地の良さで左右される」ということで、「下地が悪い」と、どんなに良い材料を使っていても「後々に問題が出る(可能性)がある」とのこと。
現場の「掃除」は、作業をしている人の観る視点では単なる「掃除」ではなく、現状の「チェック」にもなる。
私は感心し、目から鱗のような思いでした。
丁寧な仕事、繊細な作業、「養生」「現場の清掃」などどんな作業でも手を抜かない現場で、良い体験になりました。
まだまだ「下積み期間」の私ですが、次の現場、又次の現場と「丁寧さ」を心がけて、これからも現場を知り、店舗デザイン、設計プラン、そして細部の構造や仕上がりにも気付き、少しずつでも目標の『笑顔になれるお店づくり』が出来るよう、初心の気持ちを忘れずに頑張りたいと思います。