デザインは「誰かの生活を豊かにすること」に繋がっている
私たちリードクリエーションは、主に飲食店、美容室、その他、エステサロンやスポーツジム、医療施設などの「店舗来店型サービス業」に特化した、店舗デザイン・店舗設計・施工の専門会社として、新規開業または改装など店舗運営される皆さまが想像する「理想の施設」を、「デザイン」を通して「現実のカタチ」にすることでお役立ていただいています。
私たちが想う「デザイン」とは、特別なものではありません。
「日常の生活の、いつも目の前にあるもの」です。
日々の生活や職場、街には「人が創ったモノ」で溢れています。
テーブルや椅子、パソコンや筆記用具、マグカップに電子レンジ…
一歩外に出て見渡すと、戸建ての家からマンションや集合住宅の建物、道路の標識、何の変哲も無いガードレール…
その「人が創ったモノ」には、必ず「意図」とか「理由」が存在し、その全てのモノには「デザイン」、つまり「材料・形・色」が備わっていて、「機能」しています。
「なぜ、それが必要なのか?」
「なぜ、この色なのか?」
「どうして、こんな形になったの?」
「この高さの意味は?」
「これは何に役に立つモノだろうか?」
何も意味もなくそこに存在するモノはありません。
そんなことを考えながら、ふと周りを見渡してみると「デザイン」されたものに囲まれていることに気づかされます。
それは、きっと誰かの要望や欲求があって、それが「理由」となり、「新しいモノ」が企画され、設計され、カタチ作られて存在しているのです。
「人が創ったモノ」には必ず「理由」が存在し、その「理由」を具現化する「デザイン」が備わっていています。
つまり、「デザイン」の先には、きっと「誰かの生活を豊かにすること」に繋がっている、と私たちは考えています。
ですから、私たちが想う「デザイン」とは、特別なものではなく、私たちの身の回りに存在する「人が創った役立つモノ」や「日常の生活の、いつも目の前にあるもの」なのです。
そんな当たり前の、日常の生活の、いつも目の前にある「デザイン」のことを、日々考えながら過ごしています。
そんな「デザイン」というものに常に接している私たちが、日々の生活を通して見たり、聞いたり、考えたり、感じたり、気付いたり、街に出掛けて発見したり、体験した、お店作りのことや建築物、建具や装飾品、サインやグラフィックのことなどなど、最近のデザインについて考えたことなどをお伝えしていきます。
昭和の遺物?古い建築物に見られる「一手間掛けたデザイン」の建築物
今回は、建物の窓などに取り付けられる「面格子」や戸建て住宅の「門扉」のお話し。
古い住宅街を歩いていてふと目に留まった、昔はよく見かけたけど現代の建物ではあまり目にしない、古くて、洒落てて、めずらしいモノをご紹介します。
昭和の時代のものでしょうか?
半世紀は経っているような和洋折衷デザインが粋でシャレてるモノたちです。
そもそも、そういった面格子や門扉のような機能的な物は、外敵から家人や建物自体を守り、使い勝手良く設計されています。
私の目に留まるモノたちは、その役割を十分果たしながらも、更にデザインに込められた意義が感じられるので嬉しくなるのです。
一体、どんな人が、いつ、どう思ってデザインしたのか。
そして、どんなふうに作られていったのか。
などと想像しながら眺めていると、旧き善き時代の空気を感じられてワクワクしてきます。
最近、一番心に残ったものはこちらの門扉です。
一見、ふつうのお宅のふつうの門扉です。
知っているお宅でなければ素通りしてしまうほどふつうと言えばふつうなんですけど…
私には目についちゃうんです (笑
門扉の上部に瓢箪(ひょうたん)が作り込まれています。
瓢箪は縁起ものです。
蔓が伸び、そこに実が鈴なりにできることから、
「繁栄」
「利得」
「円満」
という花言葉をもちます。
更に、格子の先端には矢じり。
これは見た通り、先が尖っているので外部からの侵入を防いでくれます。
矢じりには他の意味もあります。
矢を放つと音を発して飛びます、それが魔障を祓い敵を威嚇する効果があり「魔除け」としての役割もあるそうです。
そう考えると、この門扉は言わば『最強』の防御壁であるわけです。
この門扉を見ると、見てる私も縁起が良い心持となって、まるで「守られている」ような気がしてくるから不思議です。
意味あるデザインに出会った喜びもあります!
大量生産・大量消費時代に作られた面格子と装飾物としての遊びごころを採り入れた面格子
次に、窓の面格子。
面格子(めんごうし)とは、防犯のために窓の外側全面に、木や鉄などの棒を格子状に取り付けたもの。
現代では、
こんな格子が窓の防犯用の既製品として多く使用されています。
最近見つけた、築年数が75年ほどの天神にあるビルの窓の面格子です。
当時の華やかで最先端なビルだったのではないでしょうか?
窓はサッシですが、単なる円の羅列もこのように繋げてあるとお洒落でモダンさを感じますね。
大きいというだけでもハっと目を奪う迫力があります。
傷んで、機能を失ったモノでも、きちんと「デザイン」されたモノは存在を主張し、歴史や物語を感じさせてくれる
そして、これも門扉です。
歴史を感じる趣。
ダイヤとSの字の組み合わせが面白いデザインです。
だいぶ傷んでいるようですが、シンプルなパーツの組み合わせが面白く目を引きました。
よく見ると、この門扉が付いている塀もなかなか凝ってます。
この建物は、私が幼いころに住んでいた街にあるのですが記憶にはない建物です。
興味がない頃には、そんなものかも知れませんねぇ
リード・クリエーションが今まで(2020年8月現在)に手掛けたお店は600店舗以上にのぼります。
様々な角度から店舗オーナーさまが頭の中で想い描く理想のお店を、「デザイン」という表現方法を用いて「現実のカタチ」として具現化してきました。
これまでも、そして、これからも、リードクリエーションは店舗デザイン・店舗設計・施工の専門会社として、常に世の中のトレンドやデザインの情報に意識を傾け、カラー、スタイルはもちろん、店舗としてのお客様の動線、レイアウト設計、運営オペレーション等の研究や情報収集を怠らず、精一杯「繁盛店づくり」に努めて参ります。
私たちのブログでは、「繁盛店づくり」の情報はもちろん、「デザイン」に関するトレンド情報から、お仕事を通しての「デザイン」、日常生活での「デザイン」の気づきまで、私たちリード・クリエーションが考える「デザイン」についてドシドシ情報発信して参ります!
引き続きよろしくお願い致します。