【かな吉たこやき】オーナーの想いをカタチに!〜店舗内装工事・開業編〜
いよいよオーナーの「想い」を「カタチ」にする店舗内装工事が始まる!
店舗デザインが決定すると、見積り、契約を経て、店舗内装工事の準備〜着工となります。
独立・店舗開業に向けて、オーナーの『店舗開業に対する想い』や『決意』を、打合せ段階からひしひしと肌で感じ胸を打たれました。
現場担当の私、信岡も気合十分で工事着工準備に取り掛かります!
【かな吉たこやき】あつあつの〝たこ焼き愛〟〜出会い・準備編〜
いよいよ「たこ焼き店」開業に向けたオーナーの「想い」を「カタチ」にする工事が始まります!
店舗開業予定地は、中央区荒戸、西公園前にある鳥居の目の前。
店舗工事に取り掛かる頃には、桜も満開で、なんだか新しいスタートをお祝いしてくれるかのように花びらが舞っていました!
本工事着工前の最終確認、のはずが・・・
気になっていた「排水経路」を確認するために、本工事着工前に現場の最終確認を行います。
物販テナントやオフィスに比べて大量の水を使用する飲食店にとって、給排水設備は重要なポイントです。
今回はアパートの一階テナントでしたが、元々飲食店用のテナントではなかったため、既存の排水の管径がとても細い…
(手洗器の排水しかありませんでした)
このまま飲食店用のシンクの排水管を繋いでしまうと、いつか流れきらずに溢れてしまう恐れが…。
通常は屋外にある「排水枡」に、直接排水を持っていくこともできるのですが、その「排水枡」が何故か見当たらない。
そこで、手洗器のすぐ隣のトイレの中に、二階から降りてきている排水管があったため、壁を一部取り壊して、そこに繋ぎこむ段取をしていました。
念には念を。
「想定通りできるか」を確かめるために、着工前に壁を解体して確認することにしました。
えっ…
解体した後の設備屋さんの渋い顔。
それを見た私の顔も曇ります…。
その場にいた全員が「嘘だ・・・」と言いたくなるような顔をしていました。
↑画像の通り、エルボ(※)と呼ばれる塩ビの継手が反対側に向かっていたのです。
※エルボとは、L字形をした接続管で互いに向きが違う配管を接続するための「つなぎ」のこと
継手をこちら側に向かせたいところですが…
そうもいきません。(泣)
この時点で別ルートを考えます。
トイレの隣にポンプ室があるのでその中に排水があればそこに繋ぎ込める!
管理会社に急いで相談し、ポンプ室の鍵を借りてすぐに確認に向かいます。
ドキドキしながら鍵を開けると・・・
「ありましたっ!!」
の、声で一同安堵!
無事、排水経路の問題は解決です。
本店舗の主役、カウンター造作制作の流れ
いよいよ本工事着工!
既存備品の撤去から入ります。
照明器具を撤去しながら、新しく取り付ける器具の配線を同時に設置。
短い工期の中で効率よく作業を進めていきます。
配線工事がおよそ済んだら、今回のメイン!
カウンター造作工事です。
まずは、木材で軸を組んで↓
下地となるボードを両面から貼り付け↓
仕上げ材の化粧板をつけるという流れです。↓
今回の店舗では、白を基調に、しっぽりとした上品な雰囲気をするため、化粧板は木目が綺麗に入った白味の強い木調のものを選びました。
やはり、お店の中心になるカウンターが出来上がれば、一気に店舗の輪郭が見えてきました。
いま、まさにオーナーの「想い」が「カタチ」に近づいている!
また、既存のエントランスドアはアルミ製だったので、カウンターの雰囲気に合わせて、ドアとテイクアウト用の両開き窓を木製で製作しました。
実際に取り付ける時に、ドアハンドルやガラスを入れます。
どんどん「カタチ」が見えてきます!
二転三転、意外なところに「排水枡」発見!
カウンターもほぼ完成に近付いたとき、先述した排水管をポンプ室内に繋ぎ込むため、床を解体していると…
なんと!
突如床下に「排水枡」が現れる!
たまたまなのか、運なのか・・・
通常、屋外にあるはずの「排水枡」が、テナント内の、しかも床の下にあるとは…
床下は、私も含め誰にも見えませんし…。
それにしても、偶然とは言え「排水枡」が見つかり良かったです。
ポンプ室に繋ぎ込むよりも、大元の排水枡に直接繋ぐ方がより安心だからです。
床の解体も最小限に、かつ排水は最も安心なルートで工事をすることが出来ました。
これも、オーナーが引き寄せた幸運ではないか?
と、私は密かに思っています!
店舗備品の搬入後、いよいよ完成。「想い」が「カタチ」になった!
ファサードに店舗看板(サイン)の取付まで終わったら、いよいよ完成です!
そして今回、お店のロゴは、オーナーが手書きで書いてくださった文字をデータ化して、看板(サイン)にしました。
いくつか候補がある中から決まったこちら。↓
今回の物件では、オーナーの「熱い想い」にできるだけ応えたくて、現場でのピンチも幾つかありましたが、無事乗り越えることができました。
オーナーの「想い」に寄り添い、その「想い」を製作スタッフ皆で共有することの大切さを学びました。
これから先、店舗の開店〜運営はオーナーに手に委ねられます。
本来、店舗デザイン・設計・施工会社が、直接関わるのはここまでですが、私たちリード・クリエーションは「基本理念」として、店舗デザイン・設計・施工に関わったお店を、オープン後もずっと応援し、末永いお付き合いをしていく考えを持っています。
店舗は「運営」が始まってから判明することも多く、その修正やメンテナンス、修理、改良が付きものですし、
「繁盛店」になるのは、「開店してから、どう運営するか」が大切だからです。
これから先も「かな吉たこやき」さんに寄り添い、共に成長したいと思います。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
お勧めです!
かな吉たこやき
〒810-0062福岡市中央区荒戸2丁目5-21
050-7107-5608
<信岡 友美>
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