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店舗物件選びのポイントQ&A〜設計・デザイン【出店事例・ケース別】

 

独立・開業の重要な要素「店舗物件選び」のポイント『設計・デザイン』についてQ&Aで解説します。

「店舗物件選び」に失敗しないための必要なチェックポイント

「店舗物件選び」に失敗しないための必要なチェックポイントを要約すると下記のようになります。

□賃料

□場所・立地・交通 (最寄り駅・徒歩時間)・階数
「店舗物件選び」のポイント〜〈立地・場所・交通(最寄り駅・徒歩時間)・階数〉

□面積・広さ(坪数)
(店舗物件選びのポイント〜〈面積・広さ・坪数〉)

□店舗レイアウト・設備配置(店舗デザイン・店舗設計)

□物件タイプ(スケルトン・居抜き)・現在の状態

独立・開業のための「店舗選び」に失敗しないために、様々な出店ケースによる必要なチェックポイントをご紹介します。

 

 

【出店事例・ケース別】「店舗物件選び」のポイントQ&A〜〈設計・デザイン〉

Q:店舗デザイン・店舗設計を依頼するときに、必要最低限の物件情報は何でしょう?

可能であれば、

□ 業種
□ 出店場所・エリア
□ テナント面積・坪数
□ 既存図面
□ なぜ、その場所で出店するのか!?

などあれば、店舗デザイン、設計側にとって大変有り難いです。

 

出店場所・エリアについて、必要があれば、周辺地域の人口や男女比率、競合店の状況など市場調査を必要に応じて実施します。

 

候補のテナントの正確な「面積・坪数」や「既存図面」などは、手に入らないケースもあります。

その場合は、不動産管理会社に連絡して、店舗デザイン会社や設計側で、現場の寸法を測り概算を算出しますのでご心配無用です。

 

「なぜ、その場所に出店するのか!?」は、出店者ご本人の中で明確になっていますと、「“ブレない“お店の方向性が決まっている」ということになりますので、繁盛店になる可能性がグンと上がります。

 

店舗デザイン・設計サイドは設計前段階で、頂いた情報を「絶対的に必要な情報」と「予備情報」に分類して整理し、プランを行います。

ですので、可能な限り「情報」を集めることで、理想のお店に近づきます。

言い忘れがないくらい、ご意見、ご要望など何でも店舗デザイナー・店舗設計士へ伝えて頂ければ、より良いお店になっていくと考えます。

 

 

Q:自宅の一室を「美容サロン」として店舗開業予定です。店舗設計・店舗デザインの際、許認可申請を含め、どのような点に注意すればよいでしょうか?

一般の店舗同様の申請の方法と変わらず、保健所に営業許可申請を行います。

申請内容は、基準をクリアしておけば問題はありません。

 

店舗デザイン・店舗設計関係の注意点として、ご自宅の一室の場合、お客様にお越し頂く際の店舗入口は、住居の出入口とは別に設ける事をお勧めします。

 

また、店舗にお客様が来店される際に、住居側の「生活音」などが聞こえてくると、お客様としては気分を損なわれるケースもありますので、できる限りの「防音対策」をお勧めします。

 

設備面では、電気・水道・ガスなどの水道光熱費用は、「小メーター」を設置して、店舗で使用する分と住居で使用する分とを明確に分けることをお勧めします。

経費精算時に役立ちます。

 

 

Q:「After コロナ」「Withコロナ」の観点から、店舗内装に関して工夫されている事を教えてください。

A:最近はメーカー様の企業努力で「抗菌性」の高い商材などが増えてきています。

ご予算に応じて、コロナ感染症対策、衛生面を意識した商品を使っていくことも考慮しています。

また、よくあるお話しですが、飲食店では可能な限りにはなりますが、座席と座席の間隔を広くとる設計にしています。

客席の間隔は、客席数にも影響し「売り上げ」に直結する課題です。

あくまでもオーナー様のご希望を考慮してご相談の上、また、売り上げの採算ベースのラインに届く様、考慮して設計しています。

 

 

Q:「繁盛している店舗」に共通していることはありますか? また、それはどんなことですか?

「繁盛店」で、一番わかりやすいところは、店内の清掃、トイレ清掃、飲食店などは厨房の清掃が隅々まで行き届いているお店は、繁盛しているところが多いと感じます。

その他には、経営者が日々「勉強」を怠らずに、「技術面」にしても「経営面」にしても、向上心があるオーナー様のお店は繁盛している様に目に映ります。

いつも「謙虚な姿勢」のオーナー様のお店は繁盛しています。

 

 

お店・テナントなどの店舗物件選びは、事前の入念な準備が必須です。
店舗を開業するために、私たちリードクリエーションでは「まずはしっかりと『計画を立てる』」ということをお勧めしています。

〈開業計画書の書き方を詳しくご紹介しています。 >>

 

 

Q:店舗デザイン・スタイルに「流行り」はあるのでしょうか? また、今後流行しそうなデザイン・スタイルがあれば教えてください。

東京オリンピック開催が決定してからの4〜5年間は、世界を意識してか「和」をイメージしたデザインが多かった様に感じます。

また、その一方でニューヨークのブルックリンで発祥した「ブルックリンスタイル」(インダストリアルデザイン)は、現在のところ流行っていると言えます。

コンクリート打ちっぱなしの天井や壁、仕切りのない広い空間、工業的(インダストリアル)な雰囲気が漂うカフェやレストランですね。

現在もまだインダストリアルデザインはちょくちょく見たりします。

もう少し続くのかとは感じます。

 

いつの時代にも、その時代に合ったデザイン、その業種に人気のデザインというのはあります。

そして、数年の間隔で、少しカタチを変えて巡ってきます。

ヘリンボーン柄やインダストリアルデザインの中のアイアンやモルタルも、かつて人気があったものです。

人気があるデザインは、そのデザインに使用する商材の種類が増え、選びやすくなりますし、価格も安定してきます。

 

次に流行るデザインは何が来るのかは分かりませんが、個人的には「タイル」を使ったデザインなど流行ってくれると嬉しいです。

お客様にも「新しいデザイン」としてご紹介しやすいと思います。

 

ともあれ、今後どんなデザインが流行り人気になるか… 楽しみでもあります。

 

 

Q:近隣に、自店と同じ業態のお店が出店されました。「差別化」のために自店のリニューアルを検討していますが、どのような点に注意すればよいでしょうか?

まずは、屋外看板等でのアピールが必要ではないでしょうか?

「差別化」を意識するよりも、自店の特徴を出すことと、通行人などに直感的に伝わる様なデザインを検討されると良いと思います。

 

 

Q:店舗のコンセプトを作成する段階から店舗デザイン・設計プランをする際、出店地域・エリアの顧客数や属性を読み取る為に、やっていることがあれば教えてください。

出店地域・エリアの人口や男女比率などの属性を読み取るためには、「市場調査」「商圏分析」が必要になります。

出店地域の年代別人口や男女比率、

近隣駅の乗降者数はどのくい?

その地域にホワイトカラーが多いのか? それ以外の方が多いか?

単身世帯が多いのか? 若しくはファミリー世帯が多いのか?

その地域でお酒・肉・魚・野菜などが年別にどれくらい消費されているのか?

 

などなどを調べて、地域の特性を読み解き、ターゲットとなる層がその地域にどれくらいいるのか?

などを確認します。

商圏分析・市場調査ができると、ターゲットに向けてピンポイントにお店の情報を伝えられます。

その後の営業活動の効率化が図られ、ローコストで集客へとつながるります。

 

 

Q:店舗内装の設計費・店舗デザイン制作料金に「相場価格はない」と聞きました。ではデザイン会社はどのような基準で料金を算出するのでしょうか?

店舗内装の設計費・店舗デザイン費の相場価格ですが、一般的には「施工費の10分の1」が目安です。

または、「坪〇〇万円」など、面積で算定する方法もあります。

弊社の場合、坪(面積)計算で算定するケースが多いですが、物件の規模や条件によっては施工費の割合で契約するケースもあります。

施工金額が大きければ大きいほど、パーセンテージの割合が9パーセントとか、8パーセントとか小さくなっていくイメージです。

 

 

Q:施工会社から店舗の内装工事の見積書を頂きました。予算内に収まっているかという点以外に見ておくべきポイントはありますか?

まず、一般の方にとって店舗内装工事の見積書は専門的項目が多く複雑で、とても難解な内容になりがちです。

一つの項目をとっても、「どこの箇所の工事」を指しているのか「さっぱりわからない」こともあります。

ですので、見積書を提示した施工業者さんから、項目一つ一つに対して、理解できるまで説明を受ける必要があります。

施主として、その説明がしっかりと根拠があるものと分かれば、納得できますし、その後の工事も安心して任せられます。

反対に、施工業者の説明が曖昧ですと「不信感」につながっていき、施工業者を変更するか、モヤモヤしたまま工事をお願いする事になります。

 

店舗が出来上がってから、「思っているモノと違った」などのトラブルもよくあります。

図面と見積書と照らし合わせて、しっかり内容の説明を受けた上で、最終的に業者決定の判断をされる事をお勧めします。

 

 

 

Q:店舗デザイン会社と面談をして、初回のプランをご提案いただくまで、どのくらい期間を見込んでおくと良いでしょうか?

あくまで弊社の場合ですが、面談後、初回のプランのご提案で「ラフプラン」を作成してご確認いただくのですが、その際に3案〜5案程度作成してお見せすることが多いです。

その期間は、現地調査後から一週間以内という事を弊社の基準としています。

一週間以内としているのは、それ以上時間が開いてしまうと施主様の「熱い気持ち」が少しずつ覚めてしまう傾向を感じていますので、一週間がMaxと感じている事が理由です。

せっかくお話を頂いたのですから、その期待に全力で応える使命を感じています。

 

 

Q:約30坪の飲食店の平面図、イメージ図、プレゼンをお願いしましたが、残念ながらお断りするつもりです。プレゼンのお礼の料金はお幾らぐらいお支払いしたら良いのでしょうか?

プレゼンテーションをされている会社が、「お礼」を受け取られるかどうかは分かりかねますが、「無償でやってもらって当たり前」と思う方も多く見受けられますが、「お礼」をお考えをお持ちいただけることは、業界に関わる者として有難く、また嬉しく思います。

 

弊社の方針としては、お礼としての「お代」は一切戴いておりません。

お仕事を受ける側として、「プレゼンテーション費用」を受け取ることが前提の場合には、事前に金額の提示をしておくことがビジネスマナーかと考えます。

仮に、デザイン制作やパース制作、現場調査時の交通費等の実費費用が発生する場合は、事前に「契約が成立しない時の報酬」のことなどを、協議の上、お互いに明確にしておく事が大切です。

 

ですので、お断りの際は、ご依頼した会社様に率直に「お断りとお礼」を仰っていただければ良いと思います。

将来、またいつか依頼する時があるかもしれません、その際はお願いしやすいかと思います。

 

 

お店・テナントなどの店舗物件選びは、事前の入念な準備が必須です。
店舗を開業するために、私たちリードクリエーションでは「まずはしっかりと『計画を立てる』」ということをお勧めしています。

〈開業計画書の書き方を詳しくご紹介しています。 >>

 

また、

店舗物件契約は、巡り合わせのような「タイミング」があり、迷っているうちに他で決まってしまうこともあります。

だからといって、ご自身の「理想の店作り」となるか「検証」がなされる前に、慌てて契約してしまっては、将来困った事になる可能性もあります。

これは!と感じた物件と出会ったら、まずは、店舗デザイン会社や店舗に詳しい内装会社・工務店さんにご相談して、内覧、現場調査をしてもらい、店舗づくりの専門家の意見をじっくり聞いて、しっかり「検証」すること。

そして「検証」の結果、ご自身で納得出来たら「ご契約」、とされた方が良いかと思います。

その間、管理会社さんには「物件取得に前向きである」という事を伝えておけば、大体待ってくれます。

慌てず、しっかり見極めて、決断しましょう!

 

 

「店舗物件選び」に失敗しないための必要なチェックポイント

□場所・立地・交通 (最寄り駅・徒歩時間)・階数
「店舗物件選び」のポイント〜〈立地・場所・交通(最寄り駅・徒歩時間)・階数〉

□面積・広さ(坪数)
(店舗物件選びのポイント〜〈面積・広さ・坪数〉)

 

 

 

 

 

 

 

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