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店舗物件選びのポイント〜場所・立地・交通【出店事例・ケース別】

 

独立・開業の重要な要素「店舗物件選び」のポイントを出店の事例やケースで解説します。

独立・店舗開業に避けて通れないのことが「店舗物件」。

独立・開業を目指して、最初に考えるリアルな要素として「店舗物件選び」が挙げられます。

店舗物件選びを思い立ったとき、まずは「情報収集」として、不動産会社のホームページにアクセスされると思いますが、正直、掲載の情報が多すぎて「いったい何を優先して決めたら良いのか…」と、途方に暮れる人も多いようです。

 

店舗物件選びは、「出来るだけ理想に添った店舗物件を手に入れたい」と考えるのが通常ですが、100%理想の物件に出会うのは「万に一つ」と言っても過言ではありません。

 

お店・テナントなどの店舗物件選びは、事前の入念な準備が必須です。

店舗を開業するために、私たちリードクリエーションでは「まずはしっかりと『計画を立てる』」ということをお勧めしています。

 

「店舗開業計画書」を作成し、理想の立地に、理想の費用で、理想の店舗デザイン・テナントで開店し、理想のお客さまに巡り会うことを「計画的」に組み立てていきます。

『店舗開業計画』により「出店の条件」を整理し、出店するエリア・場所、出店する業態・事業の程度に見合う広さ・面積、賃料、などの「理想」を具体化していくことで、最適な店舗物件選びをすることができるのです。

 

「店舗開業計画書」の作成時に設定した、『市場調査』や『提供する「商品・サービス」、「地域」、「客層」』などを元に まずは「理想の立地、理想の店舗・テナント」を設定し、「店舗物件選び」を始めます。

 

〈開業計画書の書き方を詳しくご紹介しています。 >>

 

 

「店舗物件選び」に失敗しないための必要なチェックポイント

「店舗物件選び」に失敗しないための必要なチェックポイントを要約すると下記のようになります。

□賃料

□場所・立地・交通 (最寄り駅・徒歩時間)・階数

□面積・広さ

□店舗レイアウト・設備配置(店舗デザイン・店舗設計)

□物件タイプ(スケルトン・居抜き)・現在の状態

独立・開業のための「店舗選び」に失敗しないために、様々な出店ケースによる必要なチェックポイントをご紹介します。

 

【出店事例・ケース別】「店舗物件選び」のポイント〜〈立地・場所・交通(最寄り駅・徒歩時間)・階数〉

Q:オフィス街などのビジネス立地で店舗を出店する際、どのようなポイントを考慮し出店計画を立てれば良い?

オフィス街などのビジネス立地で出店する際のポイントは、出店する業種業態によって考え方が変わり、狙うターゲット層の詳細や、営業・運営に関わる詳細の策定が大切です。

その上で、店舗デザイン・内装のイメージや提供サービス・メニュー内容に則った設備を設置することが望まれます。

 

まずは、そのエリアに「どんな人々が居るのか」を考えてみることが大切です。

ビジネス街という事は、そのエリアで働くビジネスマンやOLなどがメインターゲットだと考えるのが自然です。

年齢で言うと、20代~60代が往来している街かと想定できます。

その中で「どの層」を顧客として獲得したいのか?を明確にする必要があります。

「20代のOL」と「40代のビジネスマン」では、大きく嗜好が異なりますよね?

そして、同じビジネス街でも金融や官庁が多いエリアと商業施設が並ぶエリアでは「客層」が異なりますので、「提供するサービス」がエリアにマッチしているか、提供するサービスに見合う客層がどのくらい存在しているか、などの「市場調査・リサーチ」を入念に行うことをお勧めします。

営業・運営面でのポイントとして、例えば、飲食店を出店しようとする場合、「ランチ」を主体とするか、「ディナー」を主体とするか、どちらをメインとして営業するかによって「営業時間」や「価格帯」を決定する事になります。

ビジネスマンなどは、一度気に入って貰えると「固定客」・「リピーター」となり、繰り返し利用していただけるメリットがあります。

店舗デザイン・内装・設計でのポイントは、その価格帯とマッチした内装デザインを心がけること。

ランチを主体に営業する場合、おおよそ1時間という休憩時間の中でいかに短時間でオーダーから料理の提供ができ、お客様が休憩時間を満喫できるサポートを考えることも重要になってきます。

また、多くの人々が行き交う街ですから「外部」へのアピールは必須です。

店舗サインをはじめ、販促用の幟、路面に設置するA看板、黒板などの販促ツールを使って、店舗のコンセプトや日替わりメニュー、セールなどといった集客活動が大切です。

 

物販店などの場合も、提供する商品にもよりますので、そのエリアでの「消費者ニーズ」を予めリサーチするをお勧めします。

そして、それらを買いに来る方々は、どの時間帯に多く買いに足を運ぶのか?を認識した上で営業計画を作成されると良いかと思います。

 

 

Q:郊外型ロードサイドの店舗物件の場合、店舗設計や施工をする上で注意をしなければいけないポイントとは?

ロードサイドの店舗は、一般的に大きな幹線道路に面していて、車の交通量が多い場所だと想定します。

 

郊外型ロードサイドの店舗物件の場合、いかに早く自店舗の看板を見つけて、敷地内に安全に入って頂くか、ということがポイントとなります。

時速40km〜50kmで走行している場合は、あっという間に店舗前を通り過ぎてしまい、「気付かれない」ことが予想されるからです。

 

ですので、看板の「サイズ」、「設置場所」が重要なポイントとなっていきます。

視認性を確保するための大きさやデザイン、障害物を避け、ドライバーや同乗者の目線に合わせ、出来るだけ「遠目」から見える位置を設定することで、一瞬で通り過ぎるドライバーや同乗者にお店の存在を伝えることが出来るよう十分考慮することです。

独立看板の場合、高さ4Mを超えると確認申請の義務がありますので、その分申請費用などの経費が掛かることになります。

また、施工面では一般に通行人の方が多く往来されると思いますので、施工会社の方から警備員などの手配をして頂き第三者障害がなく、無事故で現場を完了する様に注意をして頂ければと思います。

 

 

Q:大通りから離れている場所か2階店舗で飲食店を出店予定です。集客のための外装や看板はどのような点に注意すればよいでしょうか?

大通りから離れている場所ですと、いわゆる「1.5等地」や「2等地」と言われます。

「1等地」とは、最も良い条件を備えている土地・場所のことを言います。

飲食店を経営するにあたっての1等地とは、人々が行き交う駅前の店舗であったり、店舗が密集する商店街の通りに面した店舗など、人通りが多く目立ちやすい場所。

“2等地”となると、駅や商店街からはやや遠くなり、店舗もまばらで人通りが多くない場所。

その場所に店舗があることを事前に知っていて、わざわざ来店してくれるお客様を集客する必要があります。

 

「3等地」とは、人通りもなく、交通の便も悪い、飲食店として出店するには大変不向きな土地・場所のことになります。

 

ですので、質問者さんが言われる「大通りから離れている場所」というのは、「1.5等地」や「2等地」の場合です。

とは言え、その通りには、少なからず他にもお店があるのではないかと思います。

 

その中で、仮に2階のテナントで出店とされた際には、まずは、遠めの位置から、通行人やお店を目指して来られる方に向けて、視線に飛び込む「突き出し看板(サイン)」などを設置すると効果はあると思います。

また、お店の下まで来た際、入口前にA型看板などでメニューや営業時間などの「お店の情報」を掲示すると分かり易いですね。

お役立ちBlog:お店づくり~「お客様の数を増やす」ための店舗サイン(看板)

店舗デザインの一例ですが、店舗の窓際にペンダント照明などを設置してお店の明かりを外に出してあげる事ができれば、お客様が2階を見上げた時に、お店の存在をアピールする事が出来ます。

更に、その窓から2階のお店の天井が見える場合は、お店の天井面にディスプレイ装飾などをすることで、「お店」を伝えることができます。

 

集客に於いて、最近ではSNSを活用することで十分カバーできることもあります。

 

 

Q:検討中の物件が奥まった場所にあり視認性が悪いです。ファサードやエントランスを工夫しお客様に入ってもらいたいのですが、その際にどのようなポイントを工夫すればよいでしょうか?

場所にもよりますが、通りから見た時に「目を引く色」を使うことが重要です。

例えば、人の目には「赤色」や「黄色」が視認性が高く、そして感覚的にも目を引く色ですので、店舗の看板(サイン)などで使用すると「効果的」と言われています。

逆に周辺環境に「赤色」や「黄色」の同一色が多いと、かえって「埋もれてしまう」恐れがあり、周辺環境と相反するカラーの使用が有効になることもあります。

カラーコントラストを生かすことをご検討されるか、店舗デザイナーの方や設計の専門家に相談されると良いかと思います。

また、人の目は「動くもの」に対して注意を惹かれますので、文字が流れる電照看板なども遠めからの視認性も上がりますので、そういったものもご検討されると宜しいかと思います。

お役立ちBlog:店舗外装・外観ファサードデザインのヒント・コツ

 

店舗の外装(ファサードやエントランス)に、お店の存在をアピールするための「注目ポイント」を設置することをお勧めいたします。

最近では、以前と比べてネオンサインの価格が下がっています。

懐かしのネオン管の味わいも素敵なのですが、

LEDネオンはネオン管に比べてメンテナンスも少なく、電気代も安価です。

自由に曲線も作れるので、店名でもお店の商品名や業態・思いなどをネオンで表現してみるのも良いのではないでしょうか。

カラーも豊富ですので、夜でも昼間でも目立ってくれます。

また、LEDは熱を発しないので、植栽やフェイクグリーンの中に埋め込んだりと、設置する場所を選ばず、装飾のバリエーションが広がって楽しいですね。

 

 

Q:惣菜のテイクアウト専門店の出店を検討しています。物件選びやデザイン、レイアウトなどのポイントについて教えてください

惣菜のテイクアウト専門店の物件選びや店舗デザイン、店舗レイアウトのポイントです。

まず「物件選び」に関しまして、狙うターゲットを「誰に」するかで、最適な出店の場所が変わります。

 

例えば、一般的にご高齢者(70歳以上)をメインターゲットと仮定した場合には、車などよりは歩いてこられる様な場所の方が宜しいかと思います。

その地域に住むご高齢者の人口を市場調査・リサーチした上でのご出店を検討されると良いかと思います。

また、高級素材を使うなどハイグレードな商品構成の場合には、商業施設に出店などといったことも選択肢として挙げられます。

どこの地域(場所)に出店するかによっても、多少店舗デザインも変わってくるかと思います。

毎日の食事の為のお買い物となるとより、庶民的なデザインが良いかもしれませんし、特別感を出すには、パッケージデザインに力を入れても良いかと考えます。

店舗レイアウトは、日替わりの目玉商品やセール品などの販売を予定するのであれば、店頭に並べる「ケース」や陳列台が必要となりますので、その為の販売台を検討します。

店内では、人の導線と商品の陳列方法がポイントとなります。

お客様がお買い物をしやすい「導線」と、商品を手に取っていただけるよう陳列棚の数や高さの検討を行います。

 

 

 

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