1月号
~『サイレントオープン』~開店当初の注意点~
飲食店でよくありがちなことですが、
多くの方がいざオープンとなると期待の反面、「お客様は本当に来てくれるだろうか?」
「お店はうまくいくのだろうか?」と不安に感じられるものです。
そこで、見込み客にお店の存在を知ってもらうために、
大量にチラシを配ったり、フリーペーパーなど雑誌への広告出稿、インターネットのクチコミサイトなどに登録を行います。サイレントオープンとは、主に飲食業界で使われている顧客開発技術の1つで、そのような宣伝を一切行なわないやり方です。
一体、なぜでしょうか?
新装オープンなど、新しく立ち上げたばかりのお店というのは、トラブルの連続だからです。
•内装工事が遅れたり…。
•店舗のオペレーションに不安があったり…。
•スタッフが慣れていなかったり…。
•オーダーがきちんとこなせるかという不安があったり…。
•新しく導入した調理機器に問題があったり… 等々。
計画時はこういった予期していなかった想定外のことが、日々起こるわけです。
そのような想定外のことが重なると、当然お店の評判に大きな影響を及ぼします。
評判が落ちると、せっかく宣伝して集めたお客さんも離れていってしまい、二度と来てくれなくなってしまいます。こんなトラブルを防ぐためにも、オープン当初は『慣らし期間』を設けましょう。
慣らし期間中は、大きな宣伝を一切せずに、不安要素や不確定要素をチェックするために、あえて身近な人や、少人数のお客さんだけを相手にするのです。
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